こんにちは!
不動産事業部の前川です。
暑かった札幌の夏も、いよいよ終わりに向かっています。
少し寂しい気もしますが…今年は特に、涼しくなる事への喜びが大きいですね!
さて、本日のテーマは“ウッドショック”です。
これまでにご内覧や、ハウスメーカー等へ足を運ばれた方は、おそらく何度か耳にしているのではないでしょうか。
文字通り、2021年3月頃より、木材の価格が高騰しています。
原因は諸説あるのですが、
・コロナ禍により海外工場の稼働率が下がり、家を建てるための木材供給が減っている(日本の住宅メーカーが使う木材の7割は輸入品)
・コロナ禍によりネット通販などの利用が増え、流通が圧迫されている(輸送が大幅に遅れている)
・世界的なリモートワークの推進により、輸出大国であるアメリカや中国でも建築ラッシュが起きる事で、輸入国に木材が入って来づらくなっている
やはり、コロナウイルスの影響が大きいと言えます。
じゃあ実際にいくらくらい上がるのか?とお客様に聞かれる事が多いのですが、
最近私がハウスメーカーさんに聞いたところ、
建物を建てるのに従来の価格+最低でも200万円、それ以上かかるかもしれない…との事でした。
その上、かつてのオイルショックとは異なり、現時点でこの“ウッドショック”がいつ終わるのか、全く目処がついていません。
物凄いストレートな表現をしますが、お家(主に新築戸建)をご検討される皆様に一つだけ言える事は、
“買うなら今”という事です。
200万円の価格高騰は、例えば35年の住宅ローンを組むと、ざっくり月々5千円になります。
今後建つ、あるいはお客様が建てるお家が、今より200万円高くなるとします。
同じクオリティで今既に建っているお家と比べ、月々5千円程高くなる計算になりますね。
この5千円を「高い」と判断しますか?それとも「安い」と判断しますか?
私たちの所得も同じように上がっていく訳ではないので、これってかなり不毛な”5千円”ではないでしょうか…?
このような状況を踏まえると、最近では戸建住宅の売れ行きが右肩上がりであるという事実にも、納得がいきますね。
これから住宅のご購入を検討されている皆様の中で、なかなか一歩を踏み出せない方、いらっしゃるかと思います。
住宅業界を取り巻く現状を知ることが、迷った時にご自身の背中を押す、大事な一手となります。
当社は北海道札幌市を中心に不動産事業を展開しております。
新築/中古一戸建て、中古マンションの売買仲介、賃貸と幅広く物件を取り扱っておりますので、
ぜひお気軽にお問い合わせください。